システムを【虫】バグらせて転生リンク!【昆虫転生炎獣】というデッキの可能性~2018年7月制限対応型~
どうもお世話になっております。讃岐と申します。
今回は、一つ意欲作として作成したデッキがございます。
はいドン
その名も【昆虫転生炎獣】!!(迫真)
名前からして不穏な響きが漂う当デッキですが、意外や意外
これが中々噛み合うんですよ!いや私もびっくりなんですけど
早速ですが、基本的な動きをご紹介させて頂きます。
1・【先ずG・ボールパークより始めよ】
このデッキの中核を担う神カード。それがG・ボールパークです。
基本的に後手を取ってG・ボールパークを貼り
モンスターで自爆特攻を仕掛けるところから物語は始まります。
その時クリッターで殴れれば尚よしです。
【転生炎獣とウィルプスの歴史的邂逅】
さて、そもそもこの昆虫転生炎獣ですが
全てはこの一枚から始まったと言っても過言ではありません。
コイツ、昆虫族唯一の通常モンスター(偽装)なんですよ
炎属性・・・転生炎獣・・・あっ(察し)
ってなもんです。
そもそも転生炎獣も一気に攻めるというよりかはじわじわと
アドバンテージを稼ぐテーマなんで、
継続して場に3体のモンスターを供給できる
Gボールパークとは合わせやすいんですよね。
言葉では分かり難いと思いますので、早速動きを見て頂きたいと思います。
2・【基本ルート】
※基本的に後手1ターン目を想定しています。
G・ボールパークを発動→モンスターで相手に攻撃
G・ボールパーク効果発動でデッキよりウィルプスを3体展開
メインフェイズ2にウィルプス2体で昆虫装機ピコファレーナをLS
ピコファレーナ効果で手札捨てて残りのウィルプスにデッキから
ゴキポールを装備→ウィルプスでリンクスパイダーLS
墓地に行ったゴキポールの効果でキラー・ビーSS
攻撃力1200以上のモンスター破壊
ピコファレーナの効果で墓地のウィルプス1体を含む
昆虫族3体をデッキに戻して1ドロー
(NS→通常召喚SS→特殊召喚、シンクロ召喚LS→リンク召喚)
こんな感じです。
ここまでが基本ルートとなります。ここからは手札に「切り札」を
呼び込めているかどうかで動きが変わってきます。
その切り札とは・・・
畏れよ我を。命ず、言動能わず。※イメージです
はい、彼女ですね。名を、【精霊神后ドリアード】と言います。
このカード、自分・相手の墓地のモンスターの属性が6種類以上でないと
特殊召喚できないというやや重い制限こそありますが
場に出れば、墓地のモンスター3体の除外というコストで
特殊召喚を無効にするという強烈な牽制効果を持っています。
転生炎獣も昆虫も、相手ターンに盤面に干渉できるカードが少ないという点が
あるんですが、そこをカバーしてくれるのがこのドリアードちゃんなんですね
その為、展開をする過程で墓地に属性を揃えるようなルートがこちらになります。
【基本ルート以降】
ピコファレーナとキラー・ビーでサモンソーサレスLS
サモンソーサレス効果リンクスパイダーを対象にフォーマッドスキッパーSS
リンクスパイダーフォーマッドスキッパーでトロイメアゴブリンLS
ゴブリン効果でモンスターNS
モンスターとサモンソーサレスでFWDをLS
ゴブリン素材にトロイメアマーメイドLS
効果でイヴリースSS→イヴリースとマーメイドでトロイメアモンスターLS
これで墓地に6属性のモンスターが揃い、ドリアードの召喚条件を満たすことができます。最終盤面は
こんな感じですね。
【ドリアード無しの場合】
ここからはドリアードを引けなかった場合の展開になります。
このデッキではドリアードを2枚、クリッターを3枚の計5枚からアクセスできる構築
にしてありますが、引けないことも当然あります。
その場合は、ここまで展開し切るのでは無く
基本ルートからピコファレーナ、キラー・ビー、リンクスパイダーの
3体でヴァレル・ガードドラゴンを召喚しましょう。
こんな感じが理想ですね。
他の2種類のヴァレルリンク4モンスターと比べるとあまり使われていない印象のカードですが、このデッキにおいては唯一無二の活躍をしてくれます!
このデッキは彼でなくてはいけないのです!
地味に自分のモンスターも釣れるので
クリッターを再利用したりしても強いです。
というのも、G・ボールパークの性質上
どうしてもメイン2以降の展開になってしまい
戦闘時に効果を発揮する
ヴァレルロード、ヴァレルソードドラゴンが活躍しにくいんですよね。
その点ヴァレルガードの効果はメイン2でも使え、しかも
このターン中に破壊され、墓地に送られたモンスターも
キラー・ビー君が満たしてくれるという相性の良さ!
キラー・ビーには気を付けよう!
効果で墓地に送る魔法&罠ゾーンのカードも
転生炎獣の意志を使えば転生炎獣ファルコで回収でき、無駄がありません。
3・【とどめはやっぱりヒートライオ】
先述の布陣を揃えて次の相手ターンを凌いでいくんですが
恐るべきことにG・ボールパーク、相手ターンでも使えるんですよねこれが
攻守隙の無い布陣ほんと好き
しかもピコファレーナの効果でデッキにウィルプスが戻っているので
再び前のターンと同じウィルプス3体の展開ができるのです!
マッシュ!オルテガ!ジェット(ry※画像はイメージです
これで帰ってきたターン、フォーマッドスキッパーを墓地に落とせていれば
ウィルプス2体でドリトルキメラを出し
FWDの効果で回収したフォーマッドスキッパーを含めた
転生リンクを決めてやりましょう!!
こんな感じですね。夢の共演!!
この際墓地にドリアードが落ちていればなお良いですね
ドリアードの攻撃力は0なので、
相手モンスターの攻撃力を0にすることが出来ます
そのまま殴り勝ちましょう。
4【おろかな重葬という隠し玉】
以上がこのデッキの基本的な動きとなります。
盤面でアドバンテージをとりつつ
ゆるく相手の動きを阻害し
ヒートライオで勝つ!という、ある意味わかりやすいデッキになってます。
そんな中、デッキレシピで分かっている方もいらっしゃるかもしれませんが
このデッキ、隠し玉としておろかな重葬を採用しております。
まぁ普通に使ってもヌトスの破壊効果が使えて強いんですが
その真価は、場に転生したヒートライオがいる時に発揮されるのです。
ヒートライオの転生時の効果は、対象のモンスターの攻撃力を
自分の墓地のモンスターの攻撃力と同じにするという
ややトリッキーな効果です。
基本的には特殊召喚して墓地に行ったドリアードを対象に取って
相手モンスターの攻撃力を0にする目的で使う事が多いのですが
おろかな重葬を握っている時に限り、コイツはもう一つの顔を見せます。
力が、欲しいか・・・?
はい、FGDですね。
攻撃力5000という分かりやすい数値のコイツを重葬で落とすことで
自軍のモンスターを攻撃力5000の化け物へと変身させる
禁断機関へと変貌を遂げます!
※画像はイメージです
これが裏の勝ち筋・・・強力な耐性を持つモンスターへの心強い
回答となってくれるでしょう!
【終わりに】
いかがでしたでしょうか?
昆虫転生炎獣という、字面で見るとワケガワカラナイデッキですが
ここまで読んで下さった皆さんも、その相性の良さが分かっていただけたと
思います。
暑さでショートした頭で作ったデッキでしたが
思ったよりしっかりとまとまってくれて、自分でもびっくりしてます。
このデッキの隠れた良い所としてあるのが
これ、めっちゃ安く組めるんですよね。実は。(尚、サモンソーサレス)
このデッキで活躍する
ヴァレルガード・ドラゴン、ヒートライオ、ピコファレーナ、ドリアード
といったカード達は、何故かめっちゃ安く売ってます。
まぁサモンソーサレスだけはお高いですが、使用している基本ルートは
安定の為に組んでいるルートですので
手札に転生炎獣の意志などのカードがあれば
無くても展開が可能です。
フリー用にもう一つデッキを組みたいんだけど、
ただカテゴリを組むのもなぁ・・・
新しく始めたいんだけど、安くて面白いデッキが組みたいなぁ
そんなあなたにぴったり!
今回サイドは組んでないんですが、壊獣に昆虫族が2種類いたりする関係上
まだまだ環境に合わせていじる余地が大量に残されてます!
目くるめくデッキ構築の沼へあなたも身を投じてみませんか!?
そんな感じです。
それでは、ここまで読んで下さって本当にありがとうございました。
讃岐でした。